2013年7月17日水曜日

光のカケラプロジェクト〜フキコの会、はじまってます

 わたしたちWEが、震災後3年目から取り組んでいるのが、「光のカケラプロジェクトin南三陸町」です。スポンサーのP&G(株)さん、ユニー(株)さんが、東海地方のアピタ、ピアゴで販売した商品代金の一部で運営するプロジェクトです。

 コンセプトはずばり、「色で世界をハッピーに!」。

 長野発・自然素材を大事にしたアパレルブランド「ECOMACO」さんがはじめたこの活動が南三陸町のみなさんが元気になる一助となればと、今年3月以来、親子ワークショップやカラーコーディネート講座などを行ってきました。

 そして、第2フェーズとなる6月からは、なんとも楽しいたくらみが始まっています。その名も、
「南三陸町の色を発信しよう!」
集まりの名前はフキコの会といいます。フキコとは……


 「ECOMACO」さんの服づくりの過程で出た残り布(トウモロコシ、絹など、自然素材の薄布)を京都の職人さんに染めてもらい、ヨーヨーキルトにしたものです。

 南三陸町でも、この「フキコ」づくりがはじまっています。6月にはじめて開催した「フキコの会」では、ビデオを見ながらみんなで作ってみる、ところから。会場は歌津のカフェ・ド・リアンです。ヨーヨーキルト自体は簡単ですが、と〜ってもデリケートな素材なので、アイロンをかけている間に「ジュッ!!!」イヤな音が。気がついたら穴だらけなんてハプニングも(汗)。でも、参加者みんなで教えあいこしながら、みんな「これでいっちゃねー」というものが作れるようになりましたよ。最年少のKちゃん(この日はたまたま学校がお休み)も満足の出来です。


 7月、2回目のフキコの会では新たな展開が。
「南三陸町の色を発信しよう!」プロジェクトを強力に後押しするアートイベントへの参加が決まったこともあり、急遽、「色に南三陸町の名前をつける試み」を始めることになりました。

 


 急ごしらえの企画だったので、とりあえず今までECOMACOの長野での活動で生まれているフキコのカラースケールを送っていただきました。でも、長野の自然の色と、うみ、さと、やまの南三陸町の色はぜんぜん違います。みなさんに、このスケールの中に南三陸町から発信したい色ありますか?、場所や景色が思い浮かぶ名前がいいですねって尋ねたら、いっぱいいっぱい(×10くらい)声が上がってきました。

 「オレンジ色、南三陸町じゃカゼだよね。でも、この中には無い色。××番と××番の間だな〜」
カゼ?
カゼ。
カゼ?
違う、「カ(→)、ゼ(→)、」
 玄界灘産の私には真似できないイントネーション、その後何度も習ったのでおそらく今は大丈夫だと思いますが、「カゼ」は、ウニのことです。

 その後も、クマイチゴやグミ(びっくりグミ? 巨大なグミの木?)、などなどなど身の回りの植物の話が色々出ましたが「ここには無い色だなー」と。
 ならば、と、その日たまたま取材させていただいた桑畑と養蚕の話をしました。南三陸町はかつて養蚕で栄えた土地。いまもその伝統が学校教育等に根付いている様子を、たまたまその日に取材していたのです。写真を見せるとみなさん「きゃーーーーーーー!」。
 

 もっと「根付いてる感満載」の写真がありますが、割愛しておきます。
「いた、うちにもいた!」「音がね、するんだ、食べてるときの」「そう、お蚕さまと書いて、『おごさま』っていうんだ、ちょっと青っぽい、この色!」

 養蚕の歴史が途絶えようとするとともに、たくさんの言葉も失われようとしています。たとえば今回おぼえたのが「蚕簿(まぶし)」、当て字でなく本当は「竹かんむりに族」と書きます。蚕蛾の幼虫が繭を作るためのアパートのような仕切り。昔はワラで編んでいましたが、近年の手作業ではボール紙で作った格子を使うんですね。

 この後、会に来ていた先輩世代から、養蚕にまつわるいろんな話が飛び出しました。


「(糸に出荷できないような繭は)真綿にひいて、ドンブク(綿入れ)だの布団だの作ったっちゃ! 真綿はうごかねえから」
 真綿にひく??? うごかねえ??? 真綿って絹???

 南三陸町に住む大人の女性たちは、当然ながらどこかから「お嫁さん」に来た人も多いんです。というよりも、女の人は生まれ育った場所からはなれて新しいカルチャーと出会うケースって多いんですよね。



 縫い物が得意な先輩世代のフキコ、と〜〜〜ってもキレイです。みんな、さすが、年期が違うとため息しきりでした。

 今回話した色のこと、染め上がって来た頃にまたご報告しまーす。
あ、田束山のあのつつじの色は今回のチャートにはぴったりの色全くありませんでした! ぜひ、このプロジェクトのこれからにご期待ください。そして、随時メンバー&作る会参加者&見学者募集中です!

しお







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