2013年11月27日水曜日

ケネディ駐日大使が「編んだもんだら」の南三陸町中瀬町仮設に!(前編)

 人生最大の緊張の瞬間が30分も続きました!


緊張のなか準備中のめぐみ。壁には「編んだもんだら」カーテンとお母さんたちへのメッセージ集


 11月25日(日)17時15分、予定時刻通りに南三陸町中瀬町(なかせまち)仮設住宅集会所に大使ご一行が到着。

 大使が靴を脱いでお部屋に入った瞬間に、おかあさんたちや同席者全員が立ち上がって「おばんです」を合唱してお迎え。町長、副町長、佐藤徳郎区長がご挨拶され、わたしからおかあさんたち一人ひとりを紹介して、真ん中の大きなテーブルを囲んで席に着きました。

 前日からおかあさんたちとどんなお話をしようか考え、みんなでリハーサルし、緊張したらお互いに助け舟を出しましょうって約束し合いましたが、本番では全員見事に凍ったまま! まずはわたしが皮切りに、震災後に避難所をまわりヒアリングしてWEの編み物講座が始まったこと(82歳のおばあちゃんが「毎晩寝られない、寝ていても夜中に目を覚まし津浪は夢だったんじゃないかと思ったりする、あれもこれも流されたと落ち込む」という話などを聞いた。震災前の生活を尋ねると孫の子守り、料理、お茶っこ、海の仕事の手伝い、縫い物、編み物と、山ほどすることがあったという。編み物ならかぎ針と毛糸ですぐに始められるからと、2011年9月から編み物講座をスタート)、編み物講座が「編んだもんだら」につながったこと、WEの活動が女性のエンパワーメントを目的としていることなどをお話しました。


編み物の話などしているうちに、おかあさんたちの緊張が少し解けて、編んでいる時は嫌なことを忘れ没頭できることや、集中しないとタコが10本足になってしまった話など、笑いも出ました。大使は自分はかぎ針編みはしたことないけど、次回は是非教えてくださいねっておかあさんたちに声をかけておられました。

そんななか、震災当日の話も……。


 みつこさんはホテル観洋に避難していました。外をみると津浪のさなかに船の上に男性が乗っていて「助けてけろー」と叫んでる、ホテルの下方からおばあさんが「助けてけろー」と叫んでる。みんながお巡りさんになんとかならないか?と聞いたけど何もできないと肩を落としたこと……。

 かつこさんは、敬老会の芸能大会で4F建ての高野会館にいて、スタッフに言われてみんなで3Fへ4Fへ屋上へと登り、雪の降るなか一晩すごしました。向かいの志津川病院から入院患者がベットごと流されてきて目をキョロキョロさせながら引き波にのまれていくのをみんなで見ていたこと……

 そんな光景が今でも忘れられない、と話してくれました。
 大使はとても真剣なまなざしで聞いておられました。

(つづく)

めぐみ


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